書き残し場

広く浅くを書き流すブログ。知識薄目。好みは洋酒全般にBlack全般・Rock。音楽紹介に行き詰まり、手に入れやすい入門向けラム酒・ウイスキーを軸に紹介・・・のはずが日本酒にも手を出し始める。一覧でリンク貼り付けてみました。

OMNIPOLLO 「IN PLENTY MARSHMALLOW」

最近クラフトビール、主に黒ビールにはまっております。

飲んだものを忘備録として残しておこうと思い、久しぶりに記入しています。

今回飲んだのはOMNIPOLLOの「IN PLENTY MARSHMALLOW」

都内酒屋で1200円弱で購入しています。

OMNIPOLLOというスウェーデンの蒸留所で作られているようです。

こちらのインペリアルスタウトなんですが、

ケーキにインスパイアされたとのことで、

材料にカカオ豆、砂糖、ココナッツ、バニラビーンズが入っています。

香りは濃厚なカラメルやコーヒーに覆われたソースのような。

炭酸はほぼ入っていない状態で、泡は作りにくいですね。

口に含むと酸味があり、濃厚な甘みとコーヒーのような苦みが広がります。

マシュマロ感は感じ取れないんですが、

甘み、酸味、ロースト感は押し寄せる感じで、重いです。

変化球ではありますが、インペリアルスタウトといった形でしょうか。

これ一本で満足感が広がります。

 

評価 ★★★★

 

甘さ ★★★★

酸味 ★★★☆

重さ ★★★★

アルコール感 ★☆

 

アルパカ カベルネ・メルロー

ワイン初心者として家飲み用のワインを探していたのですが、

家飲み用のワインとして有名なのが

チリのアルパカ、オーストラリアのDB(デ ボルトリ)との事で、

個人的にはDBのトラミナー・リースリンクが飲みたかったのですが、

近くにDBが置いている店が無かったのでアルパカを買ってきました。

今回購入したのはアルパカのカベルネメルローになります。

「ブラックチェリーの果実味とまろやかな口当たり」との裏の文句で惹かれて、

都内スーパーで400円弱で購入しました。

 

【熟したブラックチェリーカシスやプラムの果実味とまろやかなコク】サンタ・ヘレナ・アルパカ カベルネ・メルロー [ 赤ワイン ミディアムボディ チリ 750ml×12本 ]

そもそもカベルネ・ソーヴィニヨンメルローってどんな品種?と思ったので、調べた所・・・

 

カベルネ・ソーヴィニヨン

「赤ワインの王様」「渋み、酸味のバランスが良く力強い」

メルロー

「滑らかな舌触り」「渋みが弱く、柔らかい味わい」

 

との事で渋みが苦手なのでメルローを買えばよかったんじゃないかと若干後悔しました。

香りは渋みのあるチョコレートのような甘味とプラムのような赤系果実の匂い。

口当たりは柔らかく、ブドウの甘味がちょっと広がった後、皮のような渋みが全体に広がります。

確かに口の中にまとわりつくような渋みはありますが、ちゃんと甘味があって飲みやすいです。

口の中の渋みも余韻を残しながらすぅーっと消えていきます。

 

渋いのが苦手な自分でも飲みやすいお手頃なワインでした。

ワインはあまり飲んだ種類が少ない為、星評価が難しいですが、

印象で付けていければなと思っております。

 

甘味★★☆

酸味★★★☆

渋み★★★

アルコール感★☆

 

 

エレンシア・デ・プラタ アネホ

以前低価格で質の良いテキーラを提供していましたが、

日本では長らく取り扱っていなかったこちらのエレンシアのアネホ。

最近取り扱い再開したそうで、いただいてみました。

ロスアルトス地方のテキーラで飲みやすいとの事。

価格帯は4000円台中盤ほどです。

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スムースなアガベの甘くまろやかな口当たりの後、酸味、辛味が広がる。

後味はキリっとテキーラ独特のアガベの甘味と青さが緩やかに続く。

ロスアルトス地方産にしては若干ドライな感じ。

 

これまた面白いテキーラですね。

まろやかで一口目の飲みやすさはまさにロスアルトス産の甘い口当たりなのですが、

飲み進める事によって、スパイシー感が広がり、バジェス地方のような

荒々しさも奥に感じる事ができます。

「甘味一辺倒は苦手・・」といった方にもお勧めできるのではないでしょうか。

 

好み度 ★★★☆

 

甘味★★★☆

酸味★★★

辛味★★★

まろやかさ★★★☆

アルコール感★★☆

 

ワインを飲み始める。

ワインという飲み物は

「高くても安くても渋くて飲みにくい」

と思っておりました。

味覚が幼い自分には合わないだろうと。

 

2016年からラム酒を飲み始めたのですが、

ウイスキーテキーラ・ジン・ウォッカ・コニャック・カルバドスグラッパ

大体の洋酒を制覇し、日本酒、焼酎にも手を出してきました。

 

そんな時「バルデスピノ モスカテル プロメサ」というシェリー酒に出会います。

シェリー酒はラム&ウイスキーに密接な関係があり、

よくシェリー樽がスペイサイドのウイスキーに使われていたりするんですが、

このモスカテルプロメサの味の衝撃が忘れられませんでした。

レモンの様な爽やかさに濃厚な蜂蜜の味が合わさってまさにデザート。

何だこれはと思い、調べてみるとシェリー酒もワインの一種なんだとか。

そういうちょっとした出来事で、少しずつワインへの

「渋くてまずい」という偏見が無くなっていったのです。

 

やはり酒は記憶と飲み比べが楽しいというのも醍醐味だと思います。

ラムには旧植民地(イギリス、フランス、スペイン)事に製法、味が違い、

国ごとにも特色のある味があり、

ウイスキーにも地域、国事に味の違いがあるなど、

知識が増えていくごとに楽しくなっていきますが、

勿論ワインにも産地、ぶどうの種類によって味の違いがあったり、

旧世界(ヨーロッパ)より新世界(南北アメリカ大陸、オーストラリアなど)の

ワインが安かったりと、様々な面白さが組み合わさっています。

私も全然知らないので、甘口で有名らしいドイツのリースリングから飲み始めていこうかと。

(ドイツでワイン作ってる事すら知らなかった)

 

そんな訳で、当初このブログは、

「初心者でもとっかかりやすいラム酒評論」

をモットーにしており、

今後もそのつもりではありますが、

時折脱線して「酒」の忘備録にしていきたいと思っております。

アルバータプレミアム ダークパッチ

本日は変わり種のカナディアンブレンデッド、

アルバータプレミアム ダークパッチを紹介します。

なぜ変わり種か?

このウイスキーには原料の1%ほどシェリー酒が入っているんです。

よくある「シェリー樽で寝かせた」ではなく「入っている」のが特徴なんです。

これにはカナディアンウイスキーの規則に秘密があり、

特定の熟成年数を満たしていれば、9.09%ほど違うウイスキーを入れてもいいという、

なんともユニークな規則となっています。残り8%はバーボンが入ってます。

そんなダークパッチは2000円中盤ほどで購入できます。

香りはライ特有のスパイシーさとアルコールのツンとする辛さの中に、

果実的な華やかさが入り混じっている。

口にすると酒質は少し重めで、華やかな果実の甘味がふわっと広がり、

甘味がライのスパイシーさに変化していく。アルコールの辛さより、

ライの切れ味の良い辛さが強め。アルコール感はそれほど。

甘味は入っているシェリーがオロロソなので、あまり強みはない。

 

面白くて飲みやすいウイスキーだと思います。

初心者向けではないかもしれませんが、ライウイスキーとオロロソ樽の

辛めのシェリーを一気に両方楽しめるような、

飲み口辺りはグレンロドナックから、

ライウイスキーのスパイス感が広がっているイメージです。

アルコールも45度ありますが、飲みにくさはほぼありません。

とてもリーズナブルなウイスキーではないでしょうか。

 

曲でいえば、タイトながら、甘くメロウなAmuzement Parkの

Groove Your Blues Awayでしょうか。


Amuzement Park - Groove Your Blues Away (1982)

 

好み度 ★★★☆

 

甘味★★☆

酸味★★★

辛味★★★★

まろやかさ★★★★

アルコール感★★☆

ドン・アグスティン クリスタルアネホ

本日紹介するのはテキーラになります。

こちら、ドン・アグスティンのクリスタルアネホ。

特殊製法でろ過した透明なアネホ{アネホほどの熟成になるとほんのり茶色が普通}

アメリカで今人気なんだそう。

こちら安いところだと4000弱で購入できます。

ドン・アグスティン クリスタル・アネホ [ テキーラ 750ml ]

香りはうっすらと接着剤のようなアルコールの香り。

アネホのような樽感はかなり少なめ。

口にすると滑らかで甘く香ばしいアガベが少しねっとりと広がる。

酒質自体はさらっとしているのに重めの甘味がくるのは

熟成されているならではなのだろうか。

甘すぎるというわけではなく、ほんのりとした甘味がまとわりつくイメージ。

芋焼酎の甘味に似ているかもしれない。

あまり雑味のないシンプルな重めの甘味がバターのようと評されている理由。

後味にアルコールの辛味がきりっとやってきて、さっと後味は早めに消えていく。

全体的にはアルコール感低め。

 

アネホとエキストラアネホが入っているだけあって、

飲みやすさは抜群ですし、飲みごたえもあります。

ただ、あまり特出すべき点はない気もしますが、

かといって不満もなく普通に飲みやすいこのクラスのテキーラ

4000円以下で購入できるとなると、コスパはかなり高めだと思われます。

パトロンなど好きな方はぜひ試してほしいですし、

アネホの入門としても最適だと思います。

 

懐かしいようで新しいAwesome City Clubの「8月とモラトリー」でしょうか。

秋の夜長にも合うと思います。


Awesome City Club - 「8月とモラトリー」Lyric Video

 

好み度 ★★★☆

 

甘味★★★

酸味★☆

辛味☆

まろやかさ★★★☆

アルコール感★★

グレングラッサ リバイバル

本日はこちら、グレングラッサ リバイバルになります。

こちらは数年前、操業停止していた蒸留所が再開し、

若い原酒から出回っています。

こちらは一番下のランクの4年ほどの熟成で、

オロロソシェリー{辛めのシェリー酒}樽を仕上げに使っています。

4000円程度で購入できるかと思います。

グレングラッサ リバイバル 46% 700ml

若干酸味を帯びたモルトの香り。

口に含むとねちっとして、重い酒質で、ふわっとした酸味の後に、

モルト、ナッツのような甘味がじわっと広がり、それもすぐ消えて、

スモーク感とシェリー樽特有の硫黄のような香りとほろ苦さがかなり長く続く。

オロロソ樽由来であろうきりっとしたしょっぱ辛味は結構強めで、

後味はグレンドロナックに似ている。

樽由来の辛さはあるが、アルコール感は46度を考えるとそれほど。

 

個人的に好きなウイスキーの一つです。

重い酒質でねっとりオイリーのウイスキーが好きなのですが、

お手頃価格だと、エドラダワー、終売になりましたがグレンギリー、

あとこのグレングラッサ リバイバルですね。

リバイバルだけではなく、エボルーション、トルファも早めに飲んでみたい所です。

 

このねちっとした重くてほろ苦くもほんのり甘い感じは岡村靖幸の「大好き」・・・


岡村靖幸 だいすき

いや、snoop dogg 「ain't no fun」ですね。


Snoop Dog - Ain't No Fun ft. Warren G and Corupt

 

好み度 ★★★★☆

 

甘味★★

酸味★★★

辛味★★★★

まろやかさ★★★★☆

アルコール感★★☆