川中島幻舞 純米吟醸 無濾過生原酒
最近洋酒ではなく日本酒にも手を出してしまいました。
甘酒の麹のような風味が苦手で、あまり手を出していなくて、
特に詳しくもないんですが、とても美味しいので紹介します。
こちら川中島幻舞の生酒になります。
川中島という名の通り信州は長野のお酒で、美山錦49%まで削った物です。
生酒がどんな区切りなのかまだあまりわかりません・・・
保存があまりきかない生モノと同意義だと思っております。
50%位まで削ると大吟醸という名前になるはずなんですが、
そこら辺の区切りもまだまだあやふやな所で・・・
都内酒屋にて1.7Lサイズを3240円で購入してます。
ほのかにする米の香りとみずみずしい柑橘系ような香り。
口にすると、柑橘系の爽やかさと糖蜜のような甘味でさーっとすぐ消えていく。
奥に米の甘味を感じ取る事が出来、尚且つ麹の風味があまりない。
後味もさっぱりともとれるが、味の満足感が長く残る。
アルコール感はほぼ無い。
とてもジューシーで個人的な日本酒のイメージとは全く違うお酒です。
日本酒のイメージを根底からひっくり返してくれるような・・・
辛いお酒も好きなんですが・・・やっぱり甘いお酒美味いですね。
甘味の系統がラムに似ているような気がします。
スぺイン系の甘いラム好きの方には確実にお勧めできる日本酒です。
逆にこちらが好きな方なら、是非スペイン系のラムの奥深さに入ってみてください。
追記・・・封を開けてから2週間近く経ったんですが、
少し甘味が薄れてきて酸味が強くなった感じがします。
差はあると思いますが、10日位で飲むと良いようです。
好み度 ★★★★★
甘味★★★★☆
酸味★★
辛味★
まろやかさ★★☆
アルコール感☆
グレンギリー 12年
気になっていたんですが、終売になったらしく、定価で買う機会が無かったこちら。
ハイランド地方のウイスキーで、サントリーが買収した蒸留所です。
まだ酒店には在庫が残っているようで、2000円台で購入出来るところがちらほらと。
香りは濃厚で蜂蜜のような香りが強く、ハイランドパークに少し似ている。
口にすると酒質はどろっとしている。
甘味が強めに出て、モルトの粘着感やナッツのような風味が広がった後、
段々と辛味が口の中に広がっていき、
若干の煙たいピートと塩感、辛味の後味でまとまる。
アルコール感はそれなり。
パンチがあるという表現があまり合いません。
熟成感というんでしょうか。重いずしっとくる飲みごたえのあるウイスキーです。
度数が48度あるんですけど、やはりその度数分の重みを感じますが、
度数程はアルコール感は感じません。そこも良い所です。
個人的にはかなり好きですね。このウイスキーが数年前は2500円程度で
どこでも買えたと言うのはなんて幸せな時代だったのかと・・・。
好み度 ★★★★
甘味★★★★
酸味★★
辛味★★★☆
まろやかさ★★★★☆
アルコール感★★★
ディロン トレヴィユー
こちらはフランス海外県マルティニーク島産のラム。
何度かこのブログでも紹介してますが、
マルティニーク島はラム愛好家の中では好きな人が多い産地。
こちらは3000円後半位で購入する事ができます。
酸味の刺激臭が強い。その中に酸味と違った甘酸っぱいような香りが潜んでいる。
口にすると一瞬甘味が通った後、辛味と酸味の波が両方くる。
後味は酸味で満たされて、切れ味がある。
アルコール感は多少ある。
これまた辛口のラムです。
キリッと甘ったるくなくドライなラムなので、じわーっと楽しむというより、
さっと楽しめるタイプですね。
好み度 ★★★☆
甘味★★
酸味★★★★
辛味★★★★
まろやかさ★★☆
アルコール感★★★
クラガンモア12年
ウイスキー飲みたての頃、コスパが良いよとマスターに勧められたこちら。
地域はスペイサイドですがそこまで甘くないです。
3000円弱で購入できます。
ピーナッツ系統の粘っこい香りに若干の柑橘系。
この柑橘の香りはロイヤルロッホナガーに似ている。
まったりとした飲み口に甘さは控えめで、酸味が主張して、
引き締めるように辛味が追いかけて余韻に続く。
アルコール感は控えめ。
若干癖のあるお酒ですが、味覚系の自己主張が強くないため、まろやかに飲めます。
オールドパーの原酒なんですが、味は似ても似つかないんですけど、
まろやかさはここからきているのかも。
とろっとした系統のお酒が好きな方はぜひ。
好み度 ★★★☆
甘味★★
酸味★★☆
辛味★★★
まろやかさ★★★★
アルコール感★★
ロングロウ
こちらロングロウはスコッチ6つの地域の一つ、キャンベルタウンのウイスキーです。
こちらのウイスキーはスプリングバンクという方が有名なのですが、
私はこちらが好きですね。
5~6000円で購入できます。
甘いモルトの香り。
口にするとまろやかで、白州に似たバニラの甘味に辛味が追いかける。
酸味があって、その酸味がとても上品で美味しい。
余韻も華やかで甘味酸味辛味のバランスの良さが消えない。
アルコール感は多少ある。
さすがにこれ位するウイスキーはあまり外れないですね。
この辺りからは好みの問題な気がします。
私はまろやかなウイスキーが好きなので、ありです。
年数がそんなにないので、アルコール感は玉に瑕ですが・・・
好み度 ★★★★
甘味★★★★
酸味★★★☆
辛味★★★☆
まろやかさ★★★★
アルコール感★★★
モカンボ20年
大分間が空いてしまいました。
これからはさらに簡潔に書いていきます。
モカンボ20年はメキシコのラム酒で、一般に流通しているのは
10年、15年、20年とありますが、今回は20年です。そんなにしません。
4000円弱で購入する事ができます。
黒糖のふわっとした香りにレーズンのような酸味の香り。
甘味は意外と抑えめで、さばさばとしてドライな風味。
後に辛味が帯びてきて、余韻に残る。
アルコール感はそれなり。
なんと言いましょうか、スペイン系のラムなんですが、所々フランス系の
ドライさが魅力のラムです。
甘味が抑えめなので、
「甘いのはあまり・・辛すぎても・・」
のような方におすすめ。
好み度 ★★★☆
甘味★★☆
酸味★★☆
辛味★★★☆
まろやかさ★★☆
アルコール感★★☆
ロンミロナリオ 15年
久しぶりにラムを買ってみました。
とは言っても、前に飲んだ事のある物ですが・・・。
それがこちら、ロンミロナリオになります。
ペルーのラムで手の込んだ包装が特徴的。ロンサカパも昔はこんなのだったそう。
こちらは一年程前バーにて初めてラムを頼む時、
甘めのラムと頼んで出してもらったのですが、美味しさにびっくりしました。
amazonで4900円弱で購入しています。
酸味と同時に黒糖感薄めの甘い匂い。若干ツンと来るアルコール臭も。
口にすると滑らかでシロップのような強い甘味が広がり、少しの酸味と辛味、
カラメル感の苦みが追いかけてくる。
後味は穏やかな甘味と苦みで満たされて、余韻が長め。
アルコール感は少しある。
個人的にですが良い感じにこの苦み酸味がある事によって、
甘味一辺倒ではなく、総合的に数段上のまとまりになっているような気がします。
甘く、苦み酸味のバランスの良い美味しいラムです。
ロックで飲むと甘さがさらに引き立ちます。
それでいて5000円以内というコスパの良さ。
私的に5000円以内で買えるラムではエルドラド15年に並んで2トップです。
(4000円以内ならバルバンクールワントップかも・・)
なので甘めが好きな方には特にお勧めですし、入門にも最適です。
好み度★★★★☆
甘味★★★★☆
酸味★★☆
辛味★☆
まろやかさ★★★
アルコール感★★