姿 晴れすがた
欲しかった川中島幻舞の一升瓶が入荷待ちになってしまっていたので、
日本酒を三種程買ってしまいました・・・
最初にこちら、栃木の姿という銘柄から晴れすがたを紹介します。
こちらは彗星という北海道の米を55%まで削った物です。
こちらのお酒はポップであるとかミンティであるとか、
日本酒のイメージに似つかない評が多くあったのでとても気になっていました。
こちらも川中島幻舞と同じ酒屋で4合瓶を1400円程度で購入しています。
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香りは控えめで爽やかな甘味。すもものような酸味感も
口にするととてもとろみがあり、滑らか。
厚みのある甘味が比較的強めに出てきて、爽やかな控えめの酸味が付属。
多分これがミンティと言われる所以ではないかと。
甘味は強めだが決して主張が強い訳ではない優しい甘味でとろみがあるからか、
餅のような甘味がする。麹感はほぼない。
切れ味はとても良く甘味酸味もさーっと引いていく。
引いた後、じんと熱くなり嫌じゃないアルコール感を感じて、
ひんやりとろりとした後のギャップが凄い。とろみがあるからこそかもしれない。
常温に近づくにつれ、甘味の主張が強くなる。
いや、これまた凄く美味しいです。
甘味が嫌いな方も受け入れてもらえるんじゃないかと思う位爽やかで、
ふわっとしたお酒ですね。
ですが、アルコール度数も17.8度と結構高めですので、
飲みすぎるとすぐ酔ってしまいます。
春限定のお酒らしいので、一升瓶を買って取っておくか悩んでます・・・
好み度 ★★★★☆
甘味★★★★☆
酸味★☆
辛味☆
まろやかさ★★★★☆
アルコール感★☆
紀土 純米大吟醸
買った日本酒もう一つを紹介します。
この紀土は和歌山の日本酒で、山田錦という品種を50%まで削ってます。
こちらも都内酒屋で3240円で購入してます。
(画像では48と書いていますが今は50%の物が売られてます)
爽やかな柑橘系の酸味と米の甘味がする香り。
口にすると甘いが、甘さは持続せずすぐなくなり、
やさしい酢や白ワインの渋さに似たような酸味が舌に感じる。
後味にも酸味が残り、ほんのりと麹の香りが口の中に広がる。
アルコール感はほんの少し。
とても美味しいんですけれど、前紹介した川中島幻舞が美味しすぎて、
若干辛口になってしまってます。
川中島幻舞は甘すぎるという友人の評価も頂いたので、紀土は
甘味が抑えめで飲みやすい日本酒が飲みたいという方には最適かもしれません。
飲みやすい白ワインに傾向が似ている気がします。
ワインは苦手で、あまり飲んだ事が無いのですが、
甘い白ワインといった所でしょうか。
好み度 ★★★☆
甘味★★★
酸味★★★☆
辛味☆
まろやかさ★★
アルコール感★
ハイランドパーク12年
持っている洋酒でまだ紹介していないのがありました。
紹介していないのは理由があるんですけど・・・。
こちらハイランドパーク12年です。
オークニー諸島で作られているウイスキーで、アイランズと言われています。
このウイスキーは評判が良く、著名なウイスキー評論家が満点近くを出したり、
様々なブログでも評価が高かったり、バーでも良く勧められます。
まぁ味は後々。こちらは都内河内屋で3000円弱で購入しています。
甘い蜂蜜の香り。この香りでよく言われているのがヘザーハニーの匂い。
蜂蜜の中にミントの雰囲気を感じます。
口にすると甘さと煙たさが充満する感じ。甘味は蜂蜜よりのモルト風味。
後から辛味と酸味がやってきて、甘味の後に辛味に覆いつくされピート感で充満する。
アルコール感はほどほど。
甘味が強めに出て、辛味酸味もあり、ピート感も楽しめる。
飲みやすくバランスの良いウイスキーなんです。良く言われますし、私も分かります。
ただ・・・私にとってはこのピート感が煙草の煙の味に感じてしまうんですよね。
ニコチンなのかタールなのかはわかりませんが、あの嫌な感じがしてしまいます。
ピート感は嫌いではないですし、アイラのウイスキーも美味しく頂いてるんですが、
このハイランドパークのピート感だけはあまり好きになれません。
とても良いウイスキーだとは思うんですけど・・・好きになれず残念です。
好み度 ★★☆
甘味★★★☆
酸味★★
辛味★★★
まろやかさ★★★☆
アルコール感★★★
川中島幻舞 純米吟醸 無濾過生原酒
最近洋酒ではなく日本酒にも手を出してしまいました。
甘酒の麹のような風味が苦手で、あまり手を出していなくて、
特に詳しくもないんですが、とても美味しいので紹介します。
こちら川中島幻舞の生酒になります。
川中島という名の通り信州は長野のお酒で、美山錦49%まで削った物です。
生酒がどんな区切りなのかまだあまりわかりません・・・
保存があまりきかない生モノと同意義だと思っております。
50%位まで削ると大吟醸という名前になるはずなんですが、
そこら辺の区切りもまだまだあやふやな所で・・・
都内酒屋にて1.7Lサイズを3240円で購入してます。
ほのかにする米の香りとみずみずしい柑橘系ような香り。
口にすると、柑橘系の爽やかさと糖蜜のような甘味でさーっとすぐ消えていく。
奥に米の甘味を感じ取る事が出来、尚且つ麹の風味があまりない。
後味もさっぱりともとれるが、味の満足感が長く残る。
アルコール感はほぼ無い。
とてもジューシーで個人的な日本酒のイメージとは全く違うお酒です。
日本酒のイメージを根底からひっくり返してくれるような・・・
辛いお酒も好きなんですが・・・やっぱり甘いお酒美味いですね。
甘味の系統がラムに似ているような気がします。
スぺイン系の甘いラム好きの方には確実にお勧めできる日本酒です。
逆にこちらが好きな方なら、是非スペイン系のラムの奥深さに入ってみてください。
追記・・・封を開けてから2週間近く経ったんですが、
少し甘味が薄れてきて酸味が強くなった感じがします。
差はあると思いますが、10日位で飲むと良いようです。
好み度 ★★★★★
甘味★★★★☆
酸味★★
辛味★
まろやかさ★★☆
アルコール感☆
グレンギリー 12年
気になっていたんですが、終売になったらしく、定価で買う機会が無かったこちら。
ハイランド地方のウイスキーで、サントリーが買収した蒸留所です。
まだ酒店には在庫が残っているようで、2000円台で購入出来るところがちらほらと。
香りは濃厚で蜂蜜のような香りが強く、ハイランドパークに少し似ている。
口にすると酒質はどろっとしている。
甘味が強めに出て、モルトの粘着感やナッツのような風味が広がった後、
段々と辛味が口の中に広がっていき、
若干の煙たいピートと塩感、辛味の後味でまとまる。
アルコール感はそれなり。
パンチがあるという表現があまり合いません。
熟成感というんでしょうか。重いずしっとくる飲みごたえのあるウイスキーです。
度数が48度あるんですけど、やはりその度数分の重みを感じますが、
度数程はアルコール感は感じません。そこも良い所です。
個人的にはかなり好きですね。このウイスキーが数年前は2500円程度で
どこでも買えたと言うのはなんて幸せな時代だったのかと・・・。
好み度 ★★★★
甘味★★★★
酸味★★
辛味★★★☆
まろやかさ★★★★☆
アルコール感★★★
ディロン トレヴィユー
こちらはフランス海外県マルティニーク島産のラム。
何度かこのブログでも紹介してますが、
マルティニーク島はラム愛好家の中では好きな人が多い産地。
こちらは3000円後半位で購入する事ができます。
酸味の刺激臭が強い。その中に酸味と違った甘酸っぱいような香りが潜んでいる。
口にすると一瞬甘味が通った後、辛味と酸味の波が両方くる。
後味は酸味で満たされて、切れ味がある。
アルコール感は多少ある。
これまた辛口のラムです。
キリッと甘ったるくなくドライなラムなので、じわーっと楽しむというより、
さっと楽しめるタイプですね。
好み度 ★★★☆
甘味★★
酸味★★★★
辛味★★★★
まろやかさ★★☆
アルコール感★★★
クラガンモア12年
ウイスキー飲みたての頃、コスパが良いよとマスターに勧められたこちら。
地域はスペイサイドですがそこまで甘くないです。
3000円弱で購入できます。
ピーナッツ系統の粘っこい香りに若干の柑橘系。
この柑橘の香りはロイヤルロッホナガーに似ている。
まったりとした飲み口に甘さは控えめで、酸味が主張して、
引き締めるように辛味が追いかけて余韻に続く。
アルコール感は控えめ。
若干癖のあるお酒ですが、味覚系の自己主張が強くないため、まろやかに飲めます。
オールドパーの原酒なんですが、味は似ても似つかないんですけど、
まろやかさはここからきているのかも。
とろっとした系統のお酒が好きな方はぜひ。
好み度 ★★★☆
甘味★★
酸味★★☆
辛味★★★
まろやかさ★★★★
アルコール感★★