エルドラド 5年
またまた続いてしまうイギリス系ラム。
こちらも4~5千のミドルクラスのは飲んだことあるけど・・・シリーズ。
ガイアナという南アメリカ大陸はブラジルの北にバルト三国みたく
ちょこちょこある3つの国(地域)の一番左の国。
首都ジョージタウン近くを流れるデメララ川沿いにある蒸留所で
作られるラムの事をデメラララムと言うらしく、
このエルドラドもそうらしいんだけど詳しくはわからない。
とりあえずダークほどヘビーじゃないけど、イギリス系の焦がした苦み、
パンチのあって甘めのラムを楽しめる産地と言うことで。
ポートスティルとか個人的に好きなラムの産地。
前置きはこれ位でこちらがエルドラド5年。都内にて税込み2400円にて購入。
15年美味しかったっていうのもあるけど、このお洒落なフォルムに惹かれてしまった。
ちなみにエルドラドは5年8年12年15年21年とあって、
大体1000円ずつ位高くなっていくんだけど、8年までこの形状で12年からは
こんなずんぐりむっくりな容器に。これはこれで味があるけど。
エルドラド15年は滑らかでガツンとした黒糖の甘さに
焦がした味がすーっと溶けていくような余韻。
この前紹介したネイビーラムに比べると穏やかなラムだった。
で、このエルドラド5年はどうかというと、とても飲みやすいラム。
若い熟成の酒のアルコールの匂いに軽い黒糖の香り。
さらっと滑らかな甘みに若干アルコール感は出るもののそこまででもなく、
イギリス系独特の焦がした苦みもありつつ余韻もあまりなくどこまでもスムース。
若いと荒々しいラムと聞いていたので、若干拍子抜けはしたけど、
全体的に上品に小さくバランスよくまとまった感じですいすい飲める。
15年との違いは余韻の長さと全体的な重さ。
10年違うと若干というか別物と考えた方がいいかも。
家でさくっと飲みたかったり、イギリス系初めての方にもお勧めできるラム。
甘すぎずにさらっと飲む事ができるので、もしかしたら食事にも合うかも。
ただ、ラムを飲み慣れてる方にとってはパンチの弱いラム。
先の若く荒々しいパッサーズと飲み分けていこうと思います。