Earth Wind & Fire
モーリス・ホワイト死去のニュースはここ数年で一番のショックなニュースだった。タイムリーなので一番最初に書かせて頂く。
私は某ドラマで流れていたFantasyに惹かれ入った口である。昔からTVCM等で耳馴染みであろうこのグループ。SeptemberやFantasy、Let's Groove等が有名で、耳にしたことある方も多いだろう。
ただ、最強のふたりという映画があって、そこにはふんだんに彼らの曲が使われていて、さながらミュージックビデオなのだが、その映画見たという友人がグループ自体を知らなかった事に、興味を持っていない方にはそこまでの知名度は無いのだろうかとは思った。
当時上記の3つ位しかしらなく、高校生の私は通常のベストとバラードベストから入ったのだが、帰宅途中電車に揺られている私は、
そこに入っているEvilの冒頭の急に大自然を感じさせる嵐、カリンバの幻想的な音で引き込まれた後に来る、小気味良いリズムに心を揺さぶられ
Feelin' Blueで何故か懐かしい気持ちにさせられ、
Imaginationの壮大さに放心状態になったのを覚えている。
これは後にフィリーソウルのエッセンスが多分に入っていることを知るのだが、その当時の坊主は何もしらず「うわーすげ良い曲」程度にしか思っていない。
このようにディスコサウンドも人気だが、私はカリンバを多用したアースのミドルバラードに物凄く惹かれている。「古い曲は古臭くて現代には合わない」などと言う残念な私の固定概念を簡単に崩してくれた。この曲達は全て70年代の曲なのだが、
80年代のアルバムPowerlightからside by side
90年代のアルバムMillenniumからDivine
00年代のアルバムTHE PROMISEからWonderland
と長い間琴線に触れる曲を届けてくれている。
ちょうど聞き始めたのが05年発売のIlluminationのレンタル解禁頃で、適度に影も見せながらイントロからサビへと程よく上がっていく感じがたまらないPure Gold
Raphael Saadiq とのねちっこさとアースの壮大さが混ざった、寒い冬の夜空の下で陶酔したいShow Me The Wayも中々の物
ブラック好きな方も代表曲位しか知らないかもしれないが、この機会に手に取ってみて頂きたい。アースは年代毎に曲調が変わるので、何処かしら引っかかった所から是非。