J.バリー アンブレ
遂に引いてしまいました。外れを。
ラム業界では知る人ぞ知る?らしいJ.バリー
ラム愛好家の方々にはフランス系、特にマルティニーク島産ラムの
人気が高いらしく、私も色々飲ませていただいていて、
サトウキビ本来のジューシーな甘みがとても美味しいラムである。
が、イギリス、スペイン系と比べて若干値が張る気がする。
他の二つは10年位だと銘柄によって違う事はあるにしても、大体3~4千で買える。
ただフランス系は5~6千が相場ではないかと思う。
アグリコール等の製法や手間など色々な要因があるのだろうが、そこは割愛する。
そこで今回購入したのがJ.バリー アンブレという商品。
税込み2500円弱で購入。
大手輸入元サイトによると
「このアンブレは、26,000リットルの大樽で18~24ヶ月間熟成された商品です。バニラやイチジク、ナツメヤシ、サトウキビ、そしてタバコの葉のようなニュアンスが感じられます。ストレートで味わうほかに、カクテル「ティ・ポンシュ」のベースとしても最適。」
なんとも抽象的な表現であろうか。全く予想がつかない。
私が若干危惧していたのは「18~24ヶ月」という短い熟成期間だったのだが、
その不安が的中してしまった。
香りはアルコール臭はしないが、酢やビールの酸味のような匂い。
鼻を近づけるとようやく刺激臭と共にあまい香りが若干する。
口に入れると甘みがすると同時にブドウの皮のような渋みと、
タバコのような苦みがきて、アルコールの辛味と苦みの余韻。
・・・単純に美味しくない。私の味覚には合わなかった。
それ以外の感想が見当たらない。基本的にエグみが強い。
私がラム酒に求める甘み・円やかさの要素がなかったというのが一番。
もしかしたらタバコを嗜む方にとっては、このエグみが心地よいのかもしれない。
ちなみに私が事前に飲んでいたJ.バリーは1998ミレジムという、
こちらはとても美味しくいただいた。数ヶ月前で若干記憶が曖昧なのだが、
スペイン系、イギリス系とはまた違うさとうきびがダイレクトに来るようで、
洗練された甘みが楽しめる。若干ドライだけど、エグみは無い。
そもそもこのラムが美味しかったので、アンブレを購入したわけで・・・
やはりまろやかで美味しいものが飲みたいです。