書き残し場

広く浅くを書き流すブログ。知識薄目。好みは洋酒全般にBlack全般・Rock。音楽紹介に行き詰まり、手に入れやすい入門向けラム酒・ウイスキーを軸に紹介・・・のはずが日本酒にも手を出し始める。一覧でリンク貼り付けてみました。

ジン・ブランデーなど・・・

10日も前の記事から空いてしまいました。ラムを紹介している所は少ないと最初に考えた通り検索履歴を見てみるとラム目当てで見て頂ける方々が多いようなので、これからもできるだけラムの記事を書いていきたいのですが、少々お待ちください。

 

ラムやウイスキーを飲んでいる人々は2パターンあるように思います。一つの物に嵌って酒というより種類単体が好きな人。あるいは単純に酒が好きで色々な種類を行ったり来たりするのが楽しい人。

私は後者なのですが、飽き性なもので、季節、月、日によって飲みたい物が違うんです。ハードリカーはラムから入ったので、思い入れはラムが一番強いですが、ラムよりウイスキーウイスキーよりテキーラなんて日も度々あります。

そこで、良く飲んではいるものの、一つ一つのカテゴリーにするにはまだ情報、勉強不足なものをまとめてみたいと思います。ざっくりと紹介していくので名前聞いただけで飲んだ事無いとのような方々の入門になれば幸いです。

キリン タンカレー ロンドン ドライジン 47.3度 750ml

まずジンです。よくカクテルに使われてたりしますが、正直勧められて飲むまで、ジントニックジンライムなど居酒屋にあるような若干癖のある苦い酒というイメージでした。でも飲んでみると爽やかで甘かったり、辛めですっきりするものがあったり、単品で飲んでも美味しいです。

ジュニパーペリーという香草を主体に様々な物が使われ、様々な種類がありますが、大きく分けて種類が二つあり、きりっと辛めのロンドンドライジンとその他の柔らかめのドイツ・オランダジンというイメージです。

後は一部のジンを除いてお財布に優しいという所でしょうか。やはり家で常飲するものには切っても切り離せません。

ジャンフィユー トレヴィユー 700ml [並行輸入品]

次にブランデーです。ブランデーとは果実で作った蒸留酒の総称です。大麦・トウモロコシの蒸留酒ウイスキーで、さとうきび蒸留酒ラム酒といったら分かりやすいでしょうか。

色々あるんですが、私はぶどうのコニャックとりんごのカルバドスを良く飲みます。どちらも飲みやすいお酒です。これまた簡単に言ってしまうと、コニャックはまろやかで甘く、カルバドスは酸味があり何か青い味が多いように思います。

石原裕次郎がグラスで回していたり、バスローブで飲んだりと何かと高級なイメージがしますが、そこまで高級でもないです。でも若いと若干アルコールがきつかったり癖があったりするので、4000円~5000円辺りの物の方が入りやすい事を考えると、少し値が張るかもしれません。

ただ、あまり手は出ませんが、30~35年など長い年月の物はカルバドスなどの方がウイスキーやラムより安いんです。そもそもブランデー自体が長い年数をかける物らしく、最初から長熟用のストックがされており、比較的高騰せず購入できるそう。

 

 

最低限の知識・価格・味でさくっとまとめてみましたが、詳しくはこれから個々の項目でまとめていこうと思います。

 

ゴールド・オブ・モーリシャス

今日はこちら、ゴールド・オブ・モーリシャスを紹介。

名前の通りアフリカ、マダガスカル島近くの沖にあるモーリシャス産のラムで、

ラムがあまり置いていない所にも置いてたりします。

価格は5000円程度。

リッチクォー ゴールド・オブ・モーリシャス ラム 40度 700ml

甘い黒糖の強い匂いに、少しの酸味があるスペイン系の匂い。

口にすると若干の粘着性があり、黒糖のパンチのある甘味に酸味が遅れてくる。

辛味は微々たる程度で、後味に黒糖味とカラメル感が強く残る。

アルコール感はあまりない。

 

モーリシャス産のラムはフランス系に近いラムが多いのですが、

こちらはスペイン系のラムになっています。

それに純粋に黒糖の甘さだけならピカイチです。

それに他の要素が抑えめなので、純度が濃い黒糖の甘味を楽しめます。

価格もそれほど高くないのも良いですね。

甘いのが好きな方に自信をもってお勧めできるラムです。

 

 

好み度 ★★★★

 

甘味★★★★☆

酸味★☆

辛味★

まろやかさ★★★

アルコール感★☆

カーサ・デ・ルナ レポサド

今日はこちらのテキーラを紹介。

こちらはブランコとアネホを飲んだ事があるんですが、

どちらも美味しくてレポサドが気になってました。

ブランコ、レポサドが3000円位でアネホが6~7000円位で、

レポサドが手頃に買えるのも魅力の一つです。

都内酒屋にて3900円位で購入。

カーサ・デ・ルナ レポサド

オーク系の香りに酸っぱい香りがふんわりとする。

口にするとしっかりとした甘味がきた後に穏やかな酸味で満たされる。

奥に辛味があるが、感じ取れる程度であまり主張してこない。

甘く柔らかいアガベの余韻が少し長めに続く。

アルコール感はほぼ無い。

 

正直かなりコスパが良いと思います。

今まで飲んできた中で個人的にはトップクラスじゃないでしょうか。

ブランコ、アネホではぶどうのような酸味を感じたのですが、

何故かレポサドは酸味が控えめに作られています。

程よい甘味。まろやかで辛味が少なくアルコール感もなく飲みやすい。

かといって熟成しすぎているわけでもない。

良くない点が飲みすぎ注意という点位個人的には好きです。

甘めが好きな方には2000円前後のテキーラを飲んだ後、次を選ぶ時とてもお勧めです。

 

 

好み度 ★★★★☆

 

甘味★★★☆

酸味★★☆

辛味★

まろやかさ★★★☆

アルコール感★

サンティアゴ・デ・クーバ 12年

今日はこちらのラムを紹介。

キューバのラムと言えばハバナクラブかこちらになります。後はロンムラータなど。

ハバナクラブ7年だと2000円弱なのに、15年だと1~2万するように、

供給量が少ないからか高くなっており、

こちらもハバナクラブほどではないにしろ、

若めのアネホは2000円程度なのですが、12年は6000円位します。

ちなみにどちらもキューバの都市名です。

黒糖の強めの香り。アルコール臭はあまりない。

口にすると滑らかで、カラメル気味の黒糖の甘さが強く出て、

酸味も主張してくる。重い酒質ではなくさらさら気味で、

余韻もそれほど長くない。辛味はあまりなく、

アルコール感はほぼ感じない。

 

普通に美味しいラムです。

こちらの特徴と言えば、多少甘めで酸味が強いといった所でしょうか。

ハバナクラブとは違う系統の味なので好みが別れるかもしれません。

ただ・・・それほどびっくりはしないので、少し高めかなとは思います。

ロンムラータはこちらより甘めです。

 

 

好み度 ★★★★

 

甘味★★★★

酸味★★★☆

辛味★☆

まろやかさ★★☆

アルコール感★☆

北海道ニッカウヰスキー 余市蒸留所

 

 

買ってきた限定のウイスキーがもう一本ありました。

こちらはブレンデッドのウイスキーになります。

限定ウイスキーの中では一番手頃なウイスキーです。

350mlで1600円程度で購入。知人がいたので20%オフで購入できました。

ニッカ 余市蒸留所 オリジナルウイスキー 40度 360ml

甘いニッカ独特の香りがスペシャルよりもブレンダーズよりも一番強く感じる。

カフェモルトを柔らかくしたような香り。

口当たりは柔らかく若干ねっとりとしている。

シェリーの甘味と穀物の甘味とニッカの甘味を3つ感じる。

ちょっと酸味がツンとして辛味は控えめ。

アルコール感はあまりない。

 

ブレンデッドとはいえ値段はスコッチの12年クラスなので、

お土産価格なのか不安でしたが、普通に美味しいです。

ブラックニッカスペシャルの甘さ、まろやかさと

スーパーニッカの飲みやすさ、両方の長所の良いとこ取りしたような味です。

まさにニッカのブレンデッドの上位版という味がします。

ノンエイジ物らしいですが、若い暴力性は感じられません。

パンチがあるわけではなく、万人受けしそうな味です。

 

好み度 ★★★★

 

甘味★★★

酸味★★☆

辛味★

まろやかさ★★★☆

アルコール感★☆

エラドゥーラ レポサド

テキーラの記事を書いた後、やっと我が家にテキーラを買い入れました。

とはいっても2つしか買っていないので、殆どはお店で飲んだものになると思います。

最初はこちら、エラドゥーラのレポサドです。

バジェス地方の比較的辛めのテキーラで、

テキーラの熟成はこの前書いた通りなんですが、こちらのレポサドは

アネホになるぎりぎり前の11ヵ月熟成の物。アネホに近いまろやかさが特徴です。

当初甘いロスアルトス産の物を買おうと思ってたんですが、

値段がとても安かったのでこちらにしました。

都内酒屋で3600円ほどで購入。

エラドゥーラ レポサド 700ml [並行輸入品]

シナモンのような酸味と白州系統のようなオークの匂い。

口にすると滑らかで、甘さと酸味、アガヴェの風味が口いっぱいに広がった後、

辛味が後を追ってくる。辛味の強さはそれほどだが、後味に良く伸びてくる。

アルコール感はあまり感じない。

 

とても飲みやすいテキーラです。

辛めのバジェス産の中でも抑えめながら甘味もあり、

値段もお手頃で飲みやすいと思います。

テキーラの甘味、辛味、酸味など特徴がバランスよく入っていながら、

アルコール感がきつくないので、緩やかに楽しめます。

ほどほどに熟成されて木の風味も強く、飲みやすさもあり、

青さも残っている良いレポサドという感じです。

正規輸入価格の5000円半ばだと、うーん・・なのですが、

並行輸入価格なら間違いなくお勧めできるテキーラです。

 

 

好み度 ★★★☆

 

甘味★★☆

酸味★★☆

辛味★★★

まろやかさ★★★

アルコール感★★

グレンリベット 12年

紹介していない家のラムは枯渇してますが、ウイスキーはまだ少しあります・・

ラム好き言ってるくせに購入してるのはウイスキーの方が多いという。

ウイスキーシングルモルトってあんまり外れが無いんでどんどん買っちゃうんです。

と言う訳で今日はグレンリベットを紹介。

 

グレンフィディックが世界で一番売れているシングルモルトだとすれば、

グレンリベットは最初の英政府公認蒸留所・・・らしいです。

この二つは味が似ており、モルト入門者向けと言われているのですが、

個人的にはリベットの方が酸味が強く、フィディックの方は穀物の甘味を感じます。

どちらもアイリッシュに近い気がするのですが、

リベットが白州に近く、フィディックはさらにアイリッシュ寄りというイメージです。

どちらも購入しやすい値段なのでそこも入門者向けなのかもしれません。

グレンリベット12年はドンキホーテで2800円弱で購入しています。

ザ・グレンリベット 12年 700ml シングルモルトスコッチウイスキー ギフト箱入り スコットランド

香りは青りんご系統で奥にモルトがあるような爽やかな香り。

口にするとさらっと冷ための甘味に酸味が程よく後からくる。

甘味はモルトの甘味よりフレッシュ系の甘味が強い感じ。

バニラ感が少し強めに出ててミント感も少し。

後味はあまり深くなく、さらっと消えていく中に若干のスモーキー感。

アルコール感は少し控えめ。辛味はほぼ無し。

 

とても飲みやすいウイスキーです。

私も初心者ですが、入門者向けというのも頷けます。

飲みやすく、少しのピート感もあって好みかどうか比べられるのではないかと。

色んな種類を飲んでしまうとパンチがあまりないので物足りなくなってしまうが、

どこか安心できるような、そんな味です。割安ですし。

ちなみにフィディックとリベットは18年物も他に比べて安く買えるのですが、

リベットの18年凄く美味しいです。コスパ抜群だと思うんですけど、

私は予算オーバーなので買えてないです・・・

 

好み度 ★★★☆

 

甘味★★★☆

酸味★★☆

辛味☆

まろやかさ★★

アルコール感★★