シングルモルト余市 シェリー&スイート
先週調子を崩したり出かけていたりして、書けていなかったのにも関わらず、
結構な方に訪問していただいており、ありがたい事この上ありません。
それなのに今回は需要があまりないものを紹介させていただきます・・
ラムは手持ちに無くなってしまったので、
購入するか、お店で飲んだ物を紹介させていただきたいと思っております。
諸事情により、先週末地元の方に帰っていたのですが、
地元が余市に近く、折角なので見学ついでに限定品を買ってきました。
180mlで2500円弱と結構お高めです。55度あります。
500mlだと6680円なのですが、やはりネット通販だと高騰してます。
香りは硫黄感が凄い。後ゴムのような感じで、ゴムの甘さはピュアモルト暦に似てる。
アルコール感は高さ程は感じない。
口当たりは柔らかく、甘いんだけど、甘さとアルコールの若さが同時進行でやってくる。
酸味もほどほどに。
後味は硫黄感がきてアルコールの辛味で締まる。
甘さは何で例えればいいんだろうか。余市12年も有料試飲で飲んだんですけど、
12年とは似てて若干違うような・・・硫黄感もそんなにしなかったですし。
硫黄感のせいかブレンダーズスピリットの方に似てます。
・・・期待しすぎたのもありますが、正直私はブレンダーズで十分です。
近いうちにもう一方を紹介します。
好み度 ★★★
甘み★★★☆
酸味★★☆
まろやかさ★★☆
アルコール感★★★★
硫黄感★★★★☆ (ブレンダーズの場合★★☆)
余談・・・
去年友人が有料試飲で30年物を飲んできたと言っていたので、
期待して行ったのですが、もう在庫に無かったのが一番のショックでした・・・
タラモアデュー
一段と寒くなってきましたが、こういう寒い時期にはストレートが沁みます。
・・・まぁ今日紹介するお酒と関係はありません。
今日は3大アイリッシュの一つタラモアデューを紹介。
3大アイリッシュとはジェムソン・ブッシュミルズとこちらを私が勝手に合わせた定義です。
この3つは味の傾向が似てるんですよね。そういう事で、今回はノンエイジ品という事で、
ジェムソンのノンエイジと比較してみます。
西友にて2000円弱で購入。
ジェムソンは2か月程経っているので多少の違いはお許しいただきたい。
タラモアは若干ツンと来る匂いなのに対して、ジェムソンは少々柔らかめの香り。
匂い通りにタラモアは若干アイリッシュとしては硬派、辛めの感じがする。
この辛さはカナディアンのライウイスキーを飲んだ時の辛さに似てる。
後味もすっきりとしている。
一方ジェムソンはじんわりと甘くなる感じ。辛味はほとんどない。
甘さと渋さがじんわりと残る。
最初にタラモア飲んだ時まんまアイリッシュの味だなと思ったんですが、
飲み比べるとやっぱり違います。
私的にはジェムソンの方が好きかも。アイリッシュっぽい素朴さが強いです。
ただ、すっきりしているのが好きな方はタラモアの方が好きだと思います。
タラモアデュー
甘味★★
酸味★★☆
辛味★★★
アルコール感★★★
まろやかさ★★
ジェムソン
甘さ★★★
辛味★☆
アルコール感★★☆
まろやかさ★★★
余談・・・アイリッシュウイスキーはジェムソンもカネマラも、何故か緑が多いです。国旗にも入ってますし、サッカー代表もラグビー代表も緑のユニホームなので、ナショナルカラーが緑なのでしょうか。
(セントパトリックス・デーというアイルランド発祥の祭りでは緑がメインだそう)
ノアーズミル
私は持ってないのですが、バーで美味しく飲ませて頂いているので紹介します。
こちらはスモールパッチバーボンといって、
少数生産で作られるバーボンで、先に紹介した二つもそうなんですが、
こちらは生産している会社自体が小さいバーボンで、希少性が高いです。
度数57度少々あります。
大体5~6000円程度で売られてます。
香りは濃厚なバニラ、蜂蜜の匂いで、ツンとした感じは意外と少ない。
飲み口は入れた瞬間はアルコールのパンチが来るんですが、
その後華やかで濃厚な甘みが口一杯に広がります。
後味も長く続きバーボンの醍醐味が感じられます。
香りから濃厚でとても良い香りがします。それだけでノックアウトです。
57度をストレートでは少し勇気がいりますし、飲める人も限られますが、
是非この旨味の広がりを感じていただきたいです。
好み度 ★★★★★
甘さ★★★★☆
酸味★★
辛味★★☆
まろやかさ★★★★
アルコール感★★★
焦げ感★★★☆
ロイヤルロッホナガー 12年
キリンが取り扱ってる数少ないウイスキーの一つがこちら。
ロイヤルという名の通り王室お墨付きのウイスキー。
もう一方のシングルトン グレンオードはキリンシティで飲みましたが、穏やかな味でした。
amazonにて3700円弱で購入。
樽の匂いと甘めのシナモンのような匂いとツンとくるアルコールの感じがまざった匂い。
口あたりは軽く、爽やかな甘みが口に広がり若干のスパイシー感が後を追う。
甘みはモルトの甘みもするが、それより柑橘類やリプトンのような若干人工感のする甘み。
少し後味に煙たいピート感も感じる。余韻を残すというより後味すっきり系。
アルコール感はあまりなく、すいすい進んでしまう。
爽やかさに振り切っている珍しめの味のスコッチです。
スコッチ好きというより、アイリッシュを好む方に勧められると思います。
最初に飲んだ時は美味しいと思ってたんですが、なんか飲み慣れてくるうちに
ちょっと甘みにわざとらしさを感じてしまっています。
それなので、飲みやすさは抜群なので万人にお勧めできるんですが、
私的には絶対お勧め!とまではいかないのかもしれません。
単純に好みの問題と取られていただければ・・・。
・・・甘さが強いというよりは、甘さ以外に強めに主張してくる物が少ないため、必要以上に甘く感じるのかも。
好み度 ★★★~★★★☆
甘さ★★★★
酸味★★☆
辛味★★☆
まろやかさ★★
アルコール感★★
備考・・・スモーキー感少しあり
エライジャクレイグ 12年
バーボン2つ目はこちら、エライジャクレイグ。
所説ありますが、バーボン生みの親と言われるエライジャ・クレイグ牧師の名前からきています。
ちなみに前回紹介したエヴァンウィリアムスも人の名前で、こちらは始祖らしいです。
都内酒屋で2000円弱にて購入。これも12年にしては安いです。
度数は47度あります。
香りは甘く芳醇でシナモンと少し酸味を感じる。アルコール臭もほどほどに。
口にすると若干重めの濃厚な甘みが広がり、じわっと焦げ感が後を追っていく。
後味はすっきりとまではいかないが、結構切れ味のある後味。
エヴァンウィリアムスと比べると重く、ずしっとくる甘み。
それにセメダイン感も少しあり、焦げ感も多少重め。
度数は少ないが、こちらの方が骨太なバーボンの感じがする。
ただ、パンチはありますがそこまで深い訳じゃないので、すいすいいけちゃいます。
前者との差は好みによると思います。私は微々たる差ではありますが、
エライジャの方が好きかも。
好み度 ★★★☆
甘さ ★★★★
酸味 ★★★☆
焦げ感 ★★★★
アルコール感 ★★★
まろやかさ ★★★☆
マイヤーズ
日本で一番有名なダークラムはこちらかもしれません。
マイヤーズです。
こちらは飲むというより製菓用に使われる事が多く、
飲むには初心者向けではないとの情報を得ていたので、正直避けてたんですが、
色んな種類を飲んできましたし、何より安いので選んでみました。
700mlを1500円弱にて購入。
香りは甘く焦げた感じで、若干の薬品臭。
口にすると意外とどろんとした酒質で甘さもくるが、ラムの中だと甘みが強い訳ではない。
焦げた感じも余韻も最低限にある。伸びも悪くないが、若干焦げというよりコーヒーのような苦さがある。
そこそこ薬品感があるが、薬品感のあるラムは慣れているので、私には許容範囲内。
ジャマイカの年代物やセントルシアのラムなどは薬品感凄いです。
正直ラムに慣れた人間にとっては普段飲みに結構いいかもしれません。
少し苦いですが、甘すぎもしないです。
さすがにちょっと値の上がる同じジャマイカ産のアプルトン12年などとは比較できませんが、
薬品感が苦でなければ、単純にストレートでも楽しめるラムだと思います。
ただ、やはり若干癖があるので、最初に手に取ってしまうとラムに対して
固定観念が生まれてしまうかも・・。
試してはいませんが聞いた話だとマイヤーズコークも手軽に飲めるそうです。
マイヤーズより甘めの安いダークラムだと、コルバダークがお勧め。
癖もそこまでないです。
好み度 ★★★
甘さ★★☆
苦み★★★★
アルコール感★★★☆
まるやかさ★★★☆
備考・・・薬品感そこそこあり。素面で飲むと良く感じますが、
酔いが回ってる時に飲むとまろやかな印象の方が強いです。
グレンジストン ラムカスクフィニッシュ
出先で気になったこちら。
関西に多いリカーマウンテンという酒チェーン店でプッシュされていた、
このグレンジストンはアイラやハイランドなど色んな種類があるらしく、
私も良く分かってないです。
その中でラムカスクフィニッシュを購入してみました。
ワイン樽だと甘くなったり、バーボン樽だとバニラ風味が出たりと、
ウイスキーは寝かせる樽自体がとても重要なんです。
リカマン店舗で3300円弱にて購入。アマゾンの商品に無かったので自撮りしました・・
香りは独特な匂い。熟れた果実や柿のような。
何かラムを使ったお菓子の匂いがします。
口にすると酸味の後に甘さとスパイシーさが同時にやってくるような。
パンチが強い訳ではないですが、結構個性のある味。
モルトの甘みにもっさりとした穀物系の甘さがあるように感じます。
甘みもありますが意外とスパイシー感が伸びます。
何に近いかと言うと、こちらはピュアモルト暦に傾向が近いです。
暦をもっとウイスキーに近づけるとこんな味かもしれません。
元からある甘みが引き立ち、スパイシーさが薄れ、
酸味のおかげで爽やかさが+されてとても飲みやすいです。
多少強く作ってもアルコール感が強くありません。
ウイスキー初心者にもとても受けが良かったです。
好み度 ★★★ (ハイボール★★★★)
甘み★★★★
酸味★★★☆
辛味★★★☆
アルコール感★★★
まろやかさ★★☆