書き残し場

広く浅くを書き流すブログ。知識薄目。好みは洋酒全般にBlack全般・Rock。音楽紹介に行き詰まり、手に入れやすい入門向けラム酒・ウイスキーを軸に紹介・・・のはずが日本酒にも手を出し始める。一覧でリンク貼り付けてみました。

ジェムソン シグネチャーリザーブ

ラム酒を買おうと思って久しぶりに酒屋に行ったんですが、

気になっていたウイスキーが在庫処分セールで売っていたので、

思わず買ってしまいました・・・

それが今回のシグネチャーリザーブと今後紹介するアベラワーのノンチルです。

 

ジェムソンは何回か紹介しているんですが、

前回紹介したセレクトリザーブはジェムソン12年が原酒不足で終売になり、

その後継として発売された物です。さらに原酒不足で、

今度はブラックバレルに変わっていたりして結構入れ替えが激しいです。

そんな中これは免税店限定の種類で(洋酒の免税店向けという商法は良くあるそう)

ちょっと気になっていたんですが、4000円弱位するので、

アイリッシュにその位出すんだったらラム買うな・・と手が出なかったんです。

という事で、都内酒屋で3000円位で購入。1Lサイズです。

ジェムソン シグネチャーリザーブ 40度 1000ml [並行輸入品]

こちらは通常のバーボンカスクとオロロソカスクで作られてます。

オロロソというのは簡単に言うと辛口のワインの種類で、

この樽で寝かせると華やかで切れのある味のウイスキーになります。

私はグレンモーレンジのラサンタや、グレンドロナックなど

このオロロソが使われているウイスキーが好きなので期待してました。

他にもとても甘めのソーテルヌワインで作られる、

グレンモーレンジのネクタドールもとても美味しいのですが、またいずれ・・

 

 

香りは王道アイリッシュの中にシェリー独特の華やかな甘い匂いも感じる。

口にすると粘着感がそこそこあり、ジェムソンらしい雑味の少ないほのかな甘みに

シェリー系らしい華やかな甘みが少し+されている。

想像した通り、切れ味はオロロソ由来の切れがあるんだけど、

辛い訳ではなく、穏やかに消えていく。全体的にアルコール感はほとんどない。

 

正直期待以上です。この味で1L2780円は安すぎます。

セレクトリザーブも好きだったのですが、難なく超えてきました。

もちろんラサンタみたいに5~6000円の物と比べてしまうと見劣りはしてしまいますが、

アイリッシュの個性が死なずにオロロソの良さを取り入れているので、

見劣りしているだけではなく、ちゃんと個性があります。

3000円中盤という普通の値段に納得できる味でした。

 

好み度 ★★★★

 

甘味★★★☆

酸味★★☆

辛味★★~★★☆

まろやかさ★★★☆

アルコール感★☆

ノブクリーク

今日はバーボンのこちら、ノブクリークを紹介。

こちらはジムビーム社が製造してるスモールパッチバーボンで、

ジムビームの飲みやすさがベースにあるバーボンです。

度数は50度ありますが・・・

amazonにて3500円弱で購入。

バーボン ウイスキー ノブ クリーク 750ml

ゴムや接着剤のような匂いの奥にメロンのような熟した甘い感じがある。

口にすると粘着感はそこそこあり、甘めだがナッツやスペイン系ラムに通じるような

スムースな甘さの後、じわーっと樽の熟成感や香ばしさが増していく。

ただバーボンとしては焦げ感は少なめで、香り程バーボンバーボンしてない。

アルコール感は度数程は舌だと感じないが、アルコール由来であろう

喉が熱くなる感じは通常通りある。

 

ジムビームと飲み比べるのも面白いと思います。

ジムビームはかなりあっさりしてるバーボンなんですが、

こちらのバーボンはジムビームの飲みやすさをベースに、

熟成感やバーボンのうまみを足したような感じ。

暴力性や、野性的感じがかなり抑えめなので、

リッチなテイストという宣伝文句は間違ってはいないと思います。

悪く言ってしまうと癖があまりなく、面白みがないです。

手頃な値段で購入できる上品なバーボンの入門品といった感じでしょうか。

 

好み度 ★★★☆

 

甘味★★★★☆

酸味★★☆

辛味無し

まろやかさ★★★

アルコール感★★☆

焦げ感★★

 

 

 

ノアーズミルと★の数が似通ってますが、この違いを★に表すのが難しいです。

まず味の厚みが違うんですけど、

芳醇さなど抽象的なものを★で表す訳にもいかないですし・・・

まだまだ試行錯誤していきます。

 

シングルモルト余市 シェリー&スイート

先週調子を崩したり出かけていたりして、書けていなかったのにも関わらず、

結構な方に訪問していただいており、ありがたい事この上ありません。

 

それなのに今回は需要があまりないものを紹介させていただきます・・

ラムは手持ちに無くなってしまったので、

購入するか、お店で飲んだ物を紹介させていただきたいと思っております。

 

諸事情により、先週末地元の方に帰っていたのですが、

地元が余市に近く、折角なので見学ついでに限定品を買ってきました。

180mlで2500円弱と結構お高めです。55度あります。

500mlだと6680円なのですが、やはりネット通販だと高騰してます。

ニッカ シングルモルト 余市 シェリー&スイート 500ml
 

 

香りは硫黄感が凄い。後ゴムのような感じで、ゴムの甘さはピュアモルト暦に似てる。

アルコール感は高さ程は感じない。

口当たりは柔らかく、甘いんだけど、甘さとアルコールの若さが同時進行でやってくる。

酸味もほどほどに。

後味は硫黄感がきてアルコールの辛味で締まる。

 

甘さは何で例えればいいんだろうか。余市12年も有料試飲で飲んだんですけど、

12年とは似てて若干違うような・・・硫黄感もそんなにしなかったですし。

硫黄感のせいかブレンダーズスピリットの方に似てます。

・・・期待しすぎたのもありますが、正直私はブレンダーズで十分です。

近いうちにもう一方を紹介します。

 

好み度 ★★★

 

甘み★★★☆

酸味★★☆

まろやかさ★★☆

アルコール感★★★★

 

硫黄感★★★★☆ (ブレンダーズの場合★★☆)

 

 

 

余談・・・

去年友人が有料試飲で30年物を飲んできたと言っていたので、

期待して行ったのですが、もう在庫に無かったのが一番のショックでした・・・

 

タラモアデュー

一段と寒くなってきましたが、こういう寒い時期にはストレートが沁みます。

・・・まぁ今日紹介するお酒と関係はありません。

今日は3大アイリッシュの一つタラモアデューを紹介。

3大アイリッシュとはジェムソン・ブッシュミルズとこちらを私が勝手に合わせた定義です。

この3つは味の傾向が似てるんですよね。そういう事で、今回はノンエイジ品という事で、

ジェムソンのノンエイジと比較してみます。

西友にて2000円弱で購入。

アイリッシュ ウイスキー タラモア デュー 700ml

ジェムソンは2か月程経っているので多少の違いはお許しいただきたい。

 

タラモアは若干ツンと来る匂いなのに対して、ジェムソンは少々柔らかめの香り。

匂い通りにタラモアは若干アイリッシュとしては硬派、辛めの感じがする。

この辛さはカナディアンのライウイスキーを飲んだ時の辛さに似てる。

後味もすっきりとしている。

一方ジェムソンはじんわりと甘くなる感じ。辛味はほとんどない。

甘さと渋さがじんわりと残る。

 

最初にタラモア飲んだ時まんまアイリッシュの味だなと思ったんですが、

飲み比べるとやっぱり違います。

私的にはジェムソンの方が好きかも。アイリッシュっぽい素朴さが強いです。

ただ、すっきりしているのが好きな方はタラモアの方が好きだと思います。

 

タラモアデュー

 

甘味★★

酸味★★☆

辛味★★★

アルコール感★★★

まろやかさ★★

 

ジェムソン

 

甘さ★★★

辛味★☆

アルコール感★★☆

まろやかさ★★★

 

余談・・・アイリッシュウイスキーはジェムソンもカネマラも、何故か緑が多いです。国旗にも入ってますし、サッカー代表もラグビー代表も緑のユニホームなので、ナショナルカラーが緑なのでしょうか。
(セントパトリックス・デーというアイルランド発祥の祭りでは緑がメインだそう)

ノアーズミル

私は持ってないのですが、バーで美味しく飲ませて頂いているので紹介します。

こちらはスモールパッチバーボンといって、

少数生産で作られるバーボンで、先に紹介した二つもそうなんですが、

こちらは生産している会社自体が小さいバーボンで、希少性が高いです。

度数57度少々あります。

大体5~6000円程度で売られてます。

ノアーズミル 57度 750ml 【バーボンウイスキー】

香りは濃厚なバニラ、蜂蜜の匂いで、ツンとした感じは意外と少ない。

飲み口は入れた瞬間はアルコールのパンチが来るんですが、

その後華やかで濃厚な甘みが口一杯に広がります。

後味も長く続きバーボンの醍醐味が感じられます。

 

香りから濃厚でとても良い香りがします。それだけでノックアウトです。

57度をストレートでは少し勇気がいりますし、飲める人も限られますが、

是非この旨味の広がりを感じていただきたいです。

 

 

好み度 ★★★★★

 

甘さ★★★★☆

酸味★★

辛味★★☆

まろやかさ★★★★

アルコール感★★★

焦げ感★★★☆

 

 

ロイヤルロッホナガー 12年

 キリンが取り扱ってる数少ないウイスキーの一つがこちら。

ロイヤルという名の通り王室お墨付きのウイスキー

もう一方のシングルトン グレンオードはキリンシティで飲みましたが、穏やかな味でした。

amazonにて3700円弱で購入。

 キリン ロイヤルロッホナガー 12年 40度 箱入り 700ml

樽の匂いと甘めのシナモンのような匂いとツンとくるアルコールの感じがまざった匂い。

口あたりは軽く、爽やかな甘みが口に広がり若干のスパイシー感が後を追う。

甘みはモルトの甘みもするが、それより柑橘類やリプトンのような若干人工感のする甘み。

少し後味に煙たいピート感も感じる。余韻を残すというより後味すっきり系。

アルコール感はあまりなく、すいすい進んでしまう。

 

爽やかさに振り切っている珍しめの味のスコッチです。

スコッチ好きというより、アイリッシュを好む方に勧められると思います。

最初に飲んだ時は美味しいと思ってたんですが、なんか飲み慣れてくるうちに

ちょっと甘みにわざとらしさを感じてしまっています。

それなので、飲みやすさは抜群なので万人にお勧めできるんですが、

私的には絶対お勧め!とまではいかないのかもしれません。

単純に好みの問題と取られていただければ・・・。

 

・・・甘さが強いというよりは、甘さ以外に強めに主張してくる物が少ないため、必要以上に甘く感じるのかも。

 

好み度 ★★★~★★★☆

甘さ★★★★

酸味★★☆

辛味★★☆

まろやかさ★★

アルコール感★★

備考・・・スモーキー感少しあり

エライジャクレイグ 12年

バーボン2つ目はこちら、エライジャクレイグ。

所説ありますが、バーボン生みの親と言われるエライジャ・クレイグ牧師の名前からきています。

ちなみに前回紹介したエヴァンウィリアムスも人の名前で、こちらは始祖らしいです。

 

都内酒屋で2000円弱にて購入。これも12年にしては安いです。

度数は47度あります。エライジャ クレイグ 12年 正規 750ml 47度 箱なし

香りは甘く芳醇でシナモンと少し酸味を感じる。アルコール臭もほどほどに。

口にすると若干重めの濃厚な甘みが広がり、じわっと焦げ感が後を追っていく。

後味はすっきりとまではいかないが、結構切れ味のある後味。

 

エヴァンウィリアムスと比べると重く、ずしっとくる甘み。

それにセメダイン感も少しあり、焦げ感も多少重め。

度数は少ないが、こちらの方が骨太なバーボンの感じがする。

ただ、パンチはありますがそこまで深い訳じゃないので、すいすいいけちゃいます。

前者との差は好みによると思います。私は微々たる差ではありますが、

エライジャの方が好きかも。

 


好み度 ★★★☆
 
甘さ ★★★★
酸味 ★★★☆
焦げ感 ★★★★
アルコール感 ★★★
まろやかさ ★★★☆