スキッパー デメララ・ラム
今回はスキッパーラムをご紹介。
こちらはデメララ(ガイアナの川沿い)で作られたラムです。
ガイアナはイギリス系の焦げ感が強いラムの産地で、
パンチが強いラムが多く、個人的には1.2を争う位好きな産地です。
そんなガイアナのスキッパーラムは3~4000円程。
日本流通が少なく、相場が上がっているそうです。
黒糖の甘味がどしっと来るような重い香りに刺激臭。
口にすると、香り程甘味は広がらないが、下支えする旨味感と
焦げ味、酸味で満たされる。
辛味はそこまで強くないが、アルコールの刺激が直で来るような強さ。
キリっとした辛味で後味は満たされる。
アルコール感は総じて強め。
久しぶりにパンチのあるラムを飲みました。
飲みなれていくと、下が肥えてきてまろやかなラムに手を伸ばしがちですが、
たまにはこういうラムラムしたラムを飲みたいと思ったりします。
ただ、初心者の方にはお勧めは全くできません。
同じガイアナのエルドラドをお勧めいたします。
味的にはすべての要素を強めたレモンハートデメララといった感じでしょうか。
好み度 ★★★☆
甘味★★☆
酸味★★★
辛味★★★☆
まろやかさ★★★
アルコール感★★★★☆
LAZY DODO
久しぶりに新しいラムを頂きました。
こちらはアフリカ南東の島国モーリシャス産のラムです。
英連邦加入国なのですが、フランスの植民地だった事もあってか
ニューグローブやシャマレルなどコニャックに近いラムが作られている国です。
そんな中で酒場で発見した、絶滅種ドードーの名の付いたこちら。
3000円前後で販売されています。
香りは甘味と酸味の中間といった所。刺激臭はあまりない。
口にすると驚くほどの果実感と糖の甘味で満たされる。
ブドウ、パイナップルのような甘味、酸味で、
良い意味でも悪い意味でもラムっぽさはあまりない。
余韻も心地よい酸味感で満たされる。
アルコール感はあまりない。
スパイストラムかと思うほど、独特の甘味があるラムです。
まさに南国のラムといった形でとても飲みやすいので、
ラムが嫌いな人でも飲めるかもしれません。
ただ、ラムに飲みなれた方にとってはリキュールのように感じるかも。
それ位近いラムがないラムです。
価格に反してきつさがない点もお勧めできるポイントです。
私的には常飲したいほどではないですが、適度に飲みたくなります。
好み度 ★★★☆
甘味★★★★☆
酸味★★☆
辛味★★
まろやかさ★★★☆
アルコール感★☆
ディクタドール 20年
今回はこちら、ディクタドール20年をご紹介。
こちらはコロンビアのラムで、12年、20年、XOと三種類流通しています。
私は20年しか飲んだ事が無いです。
こちらは瓶に特徴があって、すべすべの化粧瓶みたいな瓶なんですけど、
日本から特注品を輸入しているそうです。・・・だからなんだって話なんですけど。
大体6~7000前後で売られています。
香りはバニラ強めの蜂蜜の香りの中に黒糖やコーヒーの香ばしさが存在する。
口にすると香り程は強くない甘味がふわっときた後、
キリっとしたココアのような苦みで引き締まる。
苦みと多少のアルコール感が過ぎた後、ふくよかな旨味感で満たされる。
アルコール感はそれなり。
香りがとても美味しいラムの一つですね。
多分誰が嗅いでもバニラ!蜂蜜!コーヒー!と感じ取れる程主張が強いです。
ただ、甘味はそこまで強い訳じゃないまろやかな大人のラムといった形で、
ギャップを楽しめます。中級者向けのラムかもしれません。
好み度 ★★★★
甘味★★☆
酸味★★
辛味★★☆
まろやかさ★★★★
アルコール感★★★
川中島幻舞 特別本醸造
2か月程間が空いてしまいましたが、検索してこられている方が減らず、
ありがたいです。また再開いたします。
こちら川中島幻舞の中のスタンダード品という所でしょうか。
若干安めです。
都内酒屋で720mlを1200円前後で購入。
精米59%のアルコールが15度となっております。
穏やかな酸味と麹の香り。
口にすると透明な甘味にほのかに麹感が口の中に広がる。
まろみを感じるが、全体的に清らかな水のようで、旨味、甘味は抑えめ。
アルコール感もほぼ感じない。
飲む順番を間違えたかもしれません。
最初にこちらから飲んで無濾過生原酒を飲んだ方が良かったのかも。
普通に美味しいんですが、これを飲むなら数百円足して
美山錦や山田錦のを飲みます。
甘さ強めがきつい方はこちらの方が飲みやすいかもしれません。
好み度 ★★★
甘味★★☆
酸味★★
辛味☆
まろやかさ★★★
アルコール感★
シーバスリーガル ミズナラ
気になっていたのでハーフサイズのこちらを買ってみました。
こちらシーバスリーガルのミズナラ樽で作られた日本限定品です。
350mlを都内酒屋で1800円程度で購入してます。
甘い蜂蜜、ナッツ、カラメルのような少し香ばしさに酸味が混じった香り。
口当たりは冷たくさらさらとして、甘味が強めに主張してくる。
キャラメルのようで栗っぽさもある甘味の後すぐに酸味がふわっと出現。
余韻に甘味酸味はすぐ消え、最後は辛味に変わって口の中を熱くする。
想定以上には辛味があるが、アルコール感はあまりない。
口あたりの冷たさなどがサントリースペシャルリザーブに似ていたので、
そんな感じなのかなと思ったら、全然別の系統の味でした。
どちらかと言ったらノーマルよりストラスアイラ感が出ているような味です。
私はノーマルの方が好みかもしれません。
好み度 ★★★
甘味★★★★☆
酸味★★
辛味★★★
まろやかさ★★
アルコール感★★
ストラスアイラ 12年
まだ紹介していない購入したウイスキーがありました。
それがこちら、ストラスアイラ12年です。
去年お店にて緑色の旧瓶を飲ませてもらって、
新瓶を購入しました。
アマゾンにて3000円中盤で購入しています。
香りは甘いリンゴやミカンのよう。ロイヤルロッホナガーに似ている。
口にするとさらりと冷たい甘味とアルコール由来の辛味が同時にやってくる。
ロッホナガーほど人工的な甘味は無く、紅茶感もないが、エッジの効いた辛味が特徴。
辛味が口を覆った後、仄かにピート感、バーボンの風味、モルトの甘味がふわっと。
飲みやすいスペイサイドの中でも結構辛い方ではないかと。
華やかかつ辛味が引き締まるウイスキーです。
こちら旧瓶を飲んだ時は
なんて思ったんですが、辛味にびっくりしました。
ですが、こちら開けて1~2か月経つと、
大分辛味が抑えられて飲みやすくなるんですよ。
ただ、辛味が収まるのと同時にモルトの甘味も減っている感じがあるので、
そこは好みです。
・・・思い出補正かもしれませんが旧瓶の方が美味しかったですね。
好み度 ★★★☆
甘味★★★★
酸味★★
辛味★★★★
まろやかさ★☆
アルコール感★★★★